膀胱

膀胱の疾患と手術の種類

膀胱は尿管から流れてきた尿を溜める骨盤にある臓器です。膀胱は筋肉でできており厚さが数mmから1cm程度で袋状になっています。排尿直後は空っぽになり小さくなります。尿を我慢すると300ml以上溜められることができます。

膀胱に対する手術は「がん」を含めた腫瘍に対する手術、膀胱結石に対する手術、尿管から膀胱までの尿の流れが悪い場合に行う手術などがあります。また、膀胱を全摘する場合には、尿の流れを変える必要がありますので、尿路変向術が必要となります。

膀胱の「がん」に対する手術は、膀胱がんの診断を確定させる検査的な意味合いもある経尿道的膀胱腫瘍切除術TURBT(尿道から内視鏡を挿入する手術)、がんが膀胱の深い部分まで進んでいる場合には標準的治療である膀胱全摘が行われます。膀胱がんの場所によっては膀胱部分切除術(尿膜管摘除を含む)が行われます。膀胱全摘には開腹もしくは腹腔鏡、ロボット支援で行われます。

膀胱結石に対する手術は尿道から内視鏡を挿入する経尿道的手術TULが一般的です。

尿管から膀胱へ流れが悪い場合には腎瘻造設術、尿管ステント留置術、狭い部分がある場合には尿管と膀胱をつなぐ尿管膀胱新吻合を行う場合があります。

各手術の詳細については、下記ボタンからご覧ください。

監修者:阪口 和滋 医師

泌尿器がん・腹腔鏡手術・ロボット支援手術に豊富な経験を持ち、日々数多くの手術を執刀。
患者さんとご家族が安心して治療を選択できるよう、正確でわかりやすい情報提供を心がけています。

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